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神戸の山中に「マヤ遺跡」摩耶観光ホテルの魅力にせまる

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戦前に開業し、廃虚のまま摩耶山に残る「旧摩耶観光ホテル」(神戸市灘区)。
廃虚マニアに絶大な人気があるこの建物をはじめ、付近の廃虚を「マヤ遺跡」と名付け、歩いて巡るツアーが人気だ。
毎回、すぐに定員が埋まる盛況ぶりだ。

摩耶ケーブルとロープウェーで山頂に着き、そこから山道を歩くこと約1時間半。木々の間に埋もれるように、旧摩耶観光ホテルが姿を現した。
丸みを帯びた外壁や円窓があることから「軍艦ホテル」とも呼ばれたモダンな外観に、ツタが絡まったり壁がはがれ落ちたりして、まさに、未知の遺跡に遭遇したかのような気持ちになる。

同ホテルが開業したのは、1929年。温泉を備え、都心からすぐの観光地としてにぎわった。
しかし、経営難のため90年代前半に閉鎖。95年の阪神大震災で、交通手段となる摩耶ケーブルが長期運休したこともあり、周辺は立ち入り禁止になり廃虚になった。

しかし「廃虚マニア」の人気は高く、ネット上では「マヤカン」の愛称で多くの写真が掲載されている。
不法侵入をして撮られたものがほとんどで、敷地に入るどころか、建物内にまで入ってくる人も多く、警備システムを付けても不法侵入は後を絶たないという。

イベントを企画したのは、摩耶山を再び活性化させようと取り組んでいる「摩耶山再生の会」(慈憲一〈うつみけんいち〉事務局長)。
「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」と名付け、同ホテルや、昭和初期に建設され、サウナや食堂などを備えていた宿泊施設「摩耶花壇」、
火災で焼失した旧天上寺跡など約15カ所の「遺跡」を、ガイドの案内で、約2時間かけて巡る。

 

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